2023年の投資を振り返って (運用状況)

 今年取引したのは、ベライゾンを32ドルで購入しただけである。購入理由は、配当貴族の獲得。購入ベースの利回りは、8.3%でかつ、これ以降の増配も見込める。購入時は、為替レート変動による利益の目減りを防ぐため、外貨MMFからスイッチング。

 当然だが、ベライゾンに対して100ドルなどの大幅な上昇など期待していない。でもある程度であるが株価値上がりは期待できる。 私自身としては、非常に安定した投資だと思っている。

 昨年は、同様の例として、インテル、3Mなどが売られ過ぎたが、インテルは配当貴族でないのでパス。3Mは競争が激しい化学メーカーであること。売上や収益がここ5年で伸び悩み配当性向が切迫していることからパスした。

その点、AT&Tとベライゾンは川下のソフトウエア企業買収で規模拡大を狙ったが失敗し、AT&Tに至っては、株主に多大な損害を与えてしまった。とはいえ、AT&T、ベライゾンの通信事業はほぼ独占状態。株価の大幅な上昇は見込めないが、安定配当は期待できる。

 

 高配当株なら相場から離れても四半期ごとに自動で配当金が振り込まれる。しかし、株価上昇の期待はできない。のだから買い時が必要になる。私はアルトリアを55ドルで購入した。これは明らかに購入タイミングの失敗であった。程よく待って40ドル近辺で購入するくらい相場環境を待つ必要があった。

 そう考えれば、間違いなく「待つことも相場、いや投資である。」

 

 キャピタルゲインを狙うなら成長株であり、調べれば調べるほど、GAFAMの強さを痛感させられる。しかし、実のところこれら企業の収益は広告とクラウド。意外と大したことはない。このため、これら収益が天井圏にくるまえにCHATGDPなどで花火をあけて、未来の収益の柱として次なる覇権を狙っているのが感じ取れる。しかし、配当が少ないので投資に躊躇してしまう。

  24年に対し相場の予想など一切考えるつもりはない。あるのは、明らかに売られすぎの局面を迎えた時に機動的に購入できる準備だけはしておきたい。

 


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