時計会社からの脱皮 リズム株式会社
リズム株は、数年前まで低収益や赤字に苦しみながらも、「時計会社から精密部品メーカー・快適家電メーカーへの構造転換」を図り、事業を再建している。さらに製造面では、中国工場での構造改革を断行し、具体的には、生産拠点再編、在庫削減、原価低減、生産性向上を進めた。 そして、不採算拠点整理と資産売却として、米国子会社整理、不動産売却、一部子会社清算などを進めた。事業内容を鑑みれば、今後も手堅い優良企業として存続していけるだろう。しかし、リズムは再建と同時に大胆な株主還元を実施している。これら大胆な株主還元の行方について検討していきたい。 1.事業セグメント •精密部品事業(B to B):約77% 【接続端子】:自動車や家電品など電装周辺のプレス・コイルほか部品 【プレシジョン】:精密金型・成形技術による、光学カメラや工作機械関連部品 •生活用品事業(B to C):約22% 【クロック】:掛時計・目覚し時計など(祖業) 【快適品】:ハンディファン・加湿器など(2020年より) •その他事業:約1% 【物流・倉庫・アフター・保険・物販】:社内外の物流・倉庫および製品アフター、関係先への製品販売 2.経営実績(単位:百万円) 売上高(営業利益) 2024年 売上高(営業利益) 2025年 会社全体 32,666 (817) 34,755 (1,586) 精密部品事業 24,813 (2,071) 26,679 (2,536) 生活用品事業 7,447 (-764) 7,581 (-78) その他事業 405 (60) ...