「五公五民」時代における賢い人生の歩み方
(辛抱強くないと金持ちになれない)
「金持ち喧嘩せず」という諺がある。そもそも多くの金持ちは、人間関係において、自分の意見を通したり、感情を表にだすことで不要なトラブルを起こすような事を好まない。それがどれだけ自分にとって無駄な行為であるかを金持ちほどよく知っているからだ。
社会生活における強い人とは、腕っぷしが強いとか、声が大きい人ではなく、どんな局面に対しても冷静に物事を進めていけるタイプに他ならない。これを言い換えれば、「辛抱強く、打たれ強い」人であり、付け加えれば、どんな仕打ちをされても、その人の悪口などを言わない人である。
だからこそ、人間社会をうまく渡り歩いて、金や名誉などの何らかの褒賞を手に入れることができるのである。
お金持ちがこういう人ばかりであるというわけではないが、お金持ちはお金があることによる心の余裕から、お金のない人に比べて社会に対する様々な不条理に対する免疫力が高いのは紛れもない事実で、それが結果としてお金持ちでない人と比べ、幸運というものをつかみやすい土壌にあることも確かである。
そもそもお金は、私たちが生きていく上で最も必要不可欠なものであり、お金をたくさん持つことで、社会的な不安が軽減されるだけでなく、社会生活に横たわっている様々なしがらみに対する束縛も軽減されることになる。
(貧乏人ほど心の逃げ場がなく、感情を表に出す。)
一方、お金がない人は、常に社会的不安や抑圧にさらされて、常に満たされていない環境下で生活をおくっている事が多い。その反動から他人への承認要求が強くなったり、対人関係においても自分中心の世界観を他人に押し付け説教がましくなったりして、他人との関係をギスギスさせてしまうことも少なくない。
そしてお金においても、自分の気の向くままお金を使うか、世間的な中流像を追い求め、結果として収入の大小に関わらず資産が少ないという状況に甘んじている。
(五公五民時代を意識した資産運用)
そういった点では、セミリタイアやFIREを目指すために、資産を増やすことは社会生活を円滑に送るうえでも賢明な選択である。一定以上の資産があれば、生きる上での不安が軽減され、心に幾分かの余裕が生まれるからである。
とはいえ、日本は生涯にわたって五公五民、いや六公四民を強いられる時代に突入する。これら時代を真正面に受けたら、ちょっとした余裕資金ですら国から社会保障費や税金として徴収されていくことになる。
我々はそういった現状に嘆くのではなく、できるだけ早い時期に一定以上の資産を貯めて、その後は収入などの制約を取り外して、自分のすきな生活スタイルを獲得できる仕事を探し、人生を全うするというのが最適な人生の選択ということになるのであろう。
人生100年時代。資産を貯め切るのに50代まだかかっても何ら問題はない。それは下積み時代と心に納得させれば良い。一般的な日本人の健康寿命を考慮すれば、あと20年~30年間は健康体で楽しい人生をおくることができるのだから。
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