チャーリーマンガーから投資の極意を学ぶ(その他) 

 

 

〇見習うべき点:チャーリーマンガーは趣味人

 チャーリーマンガーは、マインドフルネスやジョギング、瞑想を好きでやるならいいけど意識系を高くするための必須アイテムになっていることを皮肉る一方、勉強、学びを首尾一貫として薦めているが、自然体でいることを説いている。でも、彼の学びは苦行ではない。趣味の範疇にすぎない。

チャーリーマンガーは、朝起きて寝るまでに少し賢くなっているくらいが良いと頻繁に説いている。それは彼にとって、知的好奇心を満たす毎日が楽しいという裏返しでもある。

 これは投資家としての理想的な生活であり、私もこの境地に辿りたいとしきりに思うものである。


〇バリュー銘柄に成長性を追求

ウオーレン・バッフェットも讃えていることでもあるが、チャーリーは単なるバリュー株ではなく成長性を加味した銘柄に投資すべきであると説いている。これはまさしくその通りでで、優良企業であってもズブズブのバリュー株の場合、5年過ぎても株価は横ばい、配当も連続増配だが1セント程度に収まっている銘柄が少なくない。こういった銘柄に投資しても株主の利益は相当限られたものになってしまう。しかし、バリュー銘柄に成長性が加味されていれば、5年後、10年後には配当は2倍近く、株価も同程度の上昇を期待することができる。まさに投資すべき銘柄の急所をついた理論だが、チャーリーはそんな銘柄を簡単に見つけられるほど投資は生易しいものではない。とも付け加えている。

 

〇「好機を待つ」を説く最高の投資法

投資も10年に一度来るか来ないかの大暴落で大金を投じるだけでよい。ITバブル崩壊、リーマン・ショック、コロナ禍で1000万でも投資すれば3倍に膨れ上がる。3000万なら億が見えてくる。極論すれば、1年に数回程度、株式市場の情報を取得すれば事は足りる。

「成功とは、忍耐強く待ち、時が来たら、積極的に行動する。私たちには、良い球が来るまで待つという投資の規律があります。待つことは、投資家にとって大きな助けになる。多くの人は待つことができない。」

 これはウオーレン・バッフェットとチャーリーマンガー―の投資の根源にある有名な名言である。

その間、自分の趣味を謳歌すればよい。株式市場の日々の値動きなど追わなくてよい。日経やダウが史上最高値になったのも無視すればよい。アンテナを張るのは不況か大暴落に陥った時であり、その時こそどういった銘柄に投資をすればよいかを日頃から研究すればよい。


このほか、参考にウオーレン・バッフェットの名言ものせておきます。

・株を買うなら、どんな愚か者にも経営を任せられる優れた会社の株を買うべきだ。なぜなら、いつかは愚かな経営者が現れるからです。事業の多角化は、無知を隠す一つの手段で、台所に一匹ゴキブリがいれば、それは他にもたくさんいる証拠のように、愚かな経営者の愚策の一つに多くの愚策が隠れている。投資する時には、一定のリスクを負わなければならない。未来はいつだって不確実だ。


私自身の持論として、投資というのは日々のチャートを追うのではなく、日頃からどういった銘柄に投資するのが良いのかを十分すぎるほどに考えまくり、大暴落などのチャンスが来た時にここぞとばかりに投資をする。それに尽きると思っている。だから、相場環境が良い時ほど「相場が何たるかの研究に勤しみ」。毎月振り込まれる配当を享受しながらに日々を過ごすことを日課としているのです。


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