政治的対立に関係なく各国の金持ちは仲良しである
(イデオロギーは民衆を煽るためのツールに過ぎない。)
日々流れてくるニュースは、世の中の矛盾、不正、腐敗、そしてイデオロギーを煽りまくっている。
テレビやネットの様々なニュースを見ながら、政治家、対立する国や民族に怒りを煽られて興奮している人も少なくない。それでも、マスコミ側からすると単に真実を報道しているにすぎないというスタンスを押し通す。
民衆は長屋みたいな粗末な家の中で、マスコミやネットが報道する政治ニュースやカリスマ指導者の演説に興奮し、挙句には、それが高じてデモすら起こしている。
(アラファト議長の膨大な資産)
これら対立を煽っている指導者ほど莫大な財産を保有し、その言動とは大きく乖離するように豪勢な生活をおくっている。
例として、パレスチナ紛争において、パレスチナ人の多くがスラムのような貧しい生活をしている一方で、アラファト議長は数千億円の財産を残した。奥さんは孫のような年齢のモデルのようなスタイルの良い美女。そんな酒池肉林のような生活をおくっている指導者が発するイデオロギーの強いカリスマ的な演説を粗末な家で涙を流しながら聞いている多くの民衆がいる。アラファト議長の実像がどうであれ、多くの民衆は神として彼を崇めきっているように見えてならない。
(金持ちに国境や国家間のいがみ合いはない)
さらには、イデオロギーの違うもの同士が裏では仲が良い。例えば、イデオロギーで西欧と対立している国の指導者の一族が、欧米の一流大学に留学し、そこで対立する国の学生と仲良くして、卒業後は欧米の一流企業に就職する。当然であるが、生活レベルはまさしく豪邸に住んで欧米のセレブ仲間との交流もする。その一方で、同国の民衆は、西欧人に何かしらの差別を受けたり、やすい賃金での労働に従事し下層の生活を送っている。そういった事に対し、なんら救済行動は起こさない。
こうなると、イデオロギーに振り回されて興奮しているのは民衆だけで、上流階級になればなるほど、ダブルスタンダードというか二股をかけた生活をおくっている。
(国を追い出されても亡命というセレブ生活)
こういった指導者が民衆に正体がばれて、国内追放の憂き目にあっても、西欧諸国は亡命という位置づけで彼らの身柄を守ってくれる。彼らはもともと何かあった時のために、西欧の銀行に数百億とか、数千億円の多額のお金を預けている。だから、時々、国家間の対立が深刻になった時、欧米の首脳は相手国の指導者の個人資産を凍結すると脅しにでる。当然であるが、亡命するとそれら欧米の銀行に預けていた膨大なお金を使って豪邸に住み、セレブ生活という何不自由ない生活に勤しむことになる。
(一般の民衆だけが国家間で差別や軋轢をおこしている)
一方、国家間でも階層が下になるにつれ、お互いに些細なことで差別しあっている。酷いときは「××人お断り」などの差別を受ける時さえある。そういった事に対する最下層に位置するのが移民だ。どこまでも豪勢な生活が保障される指導者と比べ、民衆はどこまで虐げられた生活が付きまとってしまう。そして、そういった虐げられた民衆を頭の良い指導者は利用し、自分たちの社会的立場を堅牢なものに変えていく。
(日本は世界に誇れる平等な国)
本の政治家や主要な政治家は海外に比べ可哀そうなくらいに資産を保有していない。日本は外国から見たら信じられないくらいに平等な社会である。自民党の裏金問題など外国に横たわる状態的な汚職に比べれば額的に見れば万引き程度にしかならない。本当の意味で階級という垣根が低い日本だからこそ、大問題になっているにすぎない。そういった点では、私たちは、日本という国に住んでいることに、今以上に誇りに思っても良いのかもしれない。
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