お金持ちほど、政治的なイデオロギーや世の中の避けられない矛盾に中立のスタンスをとる

  日々、いろいろなニュースが流れて、世の中の避けられない矛盾やイデオロギーを煽っている。

 私たち日本人も、テレビやネットの様々なニュースをみて政治家や用の中に怒りを感じたりして興奮している人も少なくない。しかし、金持ちはそんな情報に振り回されない。さらにこれら対立をあおっている指導者ほど莫大な財産を保有し、豪勢な生活をおくっている。一方、庶民は長屋みたいな粗末な家で、マスコミが報道する政治ニュースやカリスマ指導者の演説に興奮し、挙句にはデモすら起こしている。

 これって、冷静にみると何かおかしくないと思ってしまう。

 例として、パレスチナ紛争において、パレスチナ人がスラムなような貧しい生活をしている一方で、アラファト議長は数千億の財産を残した。奥さんは孫のような年齢のモデルのような美女。このように、自分たちは豪邸に住んで、モデルのような妻をめとって、外では庶民のためと銘打ったイデオロギーを展開する。

 さらには、イデオロギーの違うもの同士が裏では仲が良いなどということも少なくない。

 イデオロギーで西欧と対立している国の指導者の一族が、欧米の一流大学に留学し、欧米の一流企業に就職し、豪邸に住んで欧米のセレブ仲間とつるんで、莫大なお金を欧米の銀行に預けているなど一般の欧米人より欧米文化を謳歌している。

 日本でも、よくヤクザの親分と警察幹部、大物政治家はつながっているといわれ、下っ端は死闘を繰り広げる敵同士なのに、上層部は豪勢な会合で仲良く顔を合わせているなんて本当か嘘かわからない都市伝説がある。

 政治的な権力者やお金持ちには、人種や国家に対するイデオロギーなど存在しない。そしてお互いに敬意をもって尊敬しあっている。一方、階層が下になるにつれ、一般人同士では、お互いに些細なことで差別しあっている。

 そうなると何が正義なのか?正論とは支配者が民衆を縛り付けるためのツールに過ぎない。それは意識的でもあり、無意識的でもあるが。

 投資家においても、政治的なイデオロギーに振り回されることはない、米国の民主党と共和党の政策の違いとか、米中対立などに感情的になるのではなく、こういった状況下でどのようにしたら効率的な投資を出来るかを模索すべきである。

 中国の華僑は、それをわきまえて世界中で商売をしている。これを見習うべきである。

 一方、日本の政治家や主要な政治家は海外に比べ可哀そうなくらいに資産を保有していない。日本は外国から見たら信じられないくらいに平等な社会なのである。そういった意味では、日本人であることの誇りを今以上に持つべきではないかと思ってしまう。

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