投資ブログ開始 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 6月 16, 2021 このブログでは、長期投資家の隠れ家的なブログを目指します。 試行錯誤しながら独自の投資理論の構築を目指し、 その理論を駆使した資産運用を公開していきます。 私の投資理論及び運用方法が皆様の投資の一助になればと思います。 これからもよろしくお願いします。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
Fireに乗れた人と乗り遅れた人(ライフスタイル探求) - 3月 25, 2023 1.FIREムーブメントの台頭 Fireがこれほど若い人たちにとって人気なのは、ネット環境などの仮想空間の充実で他人と関りが少なくなっている中で、旧態依然の日本株式会社という日本社会の同調圧力に息苦しさを感じているからにほかなりません。 日本企業は、いまだに高度成長期の悪しき労働環境を引きずっています。それなりの企業に入っても職場環境や人間関係で幻滅させられます。今の若者の多くはストレスを溜めながら社会的な地位を守るより、ストレスを溜めない自由な生活を求める傾向があります。 2.アベノミクスと米国の株高が、にわかFIREを増加させた。 FIRE民には、リーマン・ショック後のアベノミクス恩恵か米国の株高に乗った人が多い。実際、2010年代の相場は歴史的に稀に見る投資における好環境であったことが下記でもわかります。 2008年:6,819円~2021年:30,714円 リーマン・ショック後の日経平均 2009年:6,500ドル~2021年:36,832ドル リーマン・ショック後の米国ダウ 1974年:3,355円~1989年:38,915円 (参考)日本の80年代バブル もし、2012年にGAFAに投資したら10倍近くの儲けを獲得できるし、今流行のインデックス投資をすれば、それだけで数倍に膨れ上がります。つまり、この時期に危険を恐れず果敢に投資した人は、実力以上のリターンを得て、その一部はFIREを実践している人もいると推測されます。なので、原資を1500万程度として、米国のハイテクや日経やS&Pのインデックス投資をしたら資産を5千万円までに増やせることは十分に容易であったと言えます。 しかし、次の10年がそうなるとは限りません。逆に2010年代のような相場環境はもう当分来ないと疑った方が賢明かもしれません。 3.FIRE生活のイメージ(金銭面) FIREを成し遂げる条件は、一生涯においてお金を困らないような蓄財した後、資産運用や自分の好きな仕事でのほほんとした生活をおくれるようにすることです。 これは相当ハードルが高いのですが、アメリカの超優良銘柄に投資すれば5千万円程度の資産でも十分に成り立ちます。あとはストレスのたまらない程度の毎月の出費ですが、これは人それぞれの価値観に依存します。人によっては月10万円で満足できる Read more »
「五公五民」時代における賢い人生の歩み方 - 7月 15, 2024 (辛抱強くないと金持ちになれない) 「金持ち喧嘩せず」という諺がある。そもそも多くの金持ちは、人間関係において、自分の意見を通したり、感情を表にだすことで不要なトラブルを起こすような事を好まない。それがどれだけ自分にとって無駄な行為であるかを金持ちほどよく知っているからだ。 社会生活における強い人とは、腕っぷしが強いとか、声が大きい人ではなく、どんな局面に対しても冷静に物事を進めていけるタイプに他ならない。これを言い換えれば、「辛抱強く、打たれ強い」人であり、付け加えれば、どんな仕打ちをされても、その人の悪口などを言わない人である。 だからこそ、人間社会をうまく渡り歩いて、金や名誉などの何らかの褒賞を手に入れることができるのである。 お金持ちがこういう人ばかりであるというわけではないが、お金持ちはお金があることによる心の余裕から、お金のない人に比べて社会に対する様々な不条理に対する免疫力が高いのは紛れもない事実で、それが結果としてお金持ちでない人と比べ、幸運というものをつかみやすい土壌にあることも確かである。 そもそもお金は、私たちが生きていく上で最も必要不可欠なものであり、お金をたくさん持つことで、社会的な不安が軽減されるだけでなく、社会生活に横たわっている様々なしがらみに対する束縛も軽減されることになる。 (貧乏人ほど心の逃げ場がなく、感情を表に出す。) 一方、お金がない人は、常に社会的不安や抑圧にさらされて、常に満たされていない環境下で生活をおくっている事が多い。その反動から他人への承認要求が強くなったり、対人関係においても自分中心の世界観を他人に押し付け説教がましくなったりして、他人との関係をギスギスさせてしまうことも少なくない。 そしてお金においても、自分の気の向くままお金を使うか、世間的な中流像を追い求め、結果として収入の大小に関わらず資産が少ないという状況に甘んじている。 ( 五公五民時代を意識した資産運用) そういった点では、セミリタイアやFIREを目指すために、資産を増やすことは社会生活を円滑に送るうえでも賢明な選択である。一定以上の資産があれば、生きる上での不安が軽減され、心に幾分かの余裕が生まれるからである。 とはいえ、日本は生涯にわたって五公五民、いや六公四民を強いられる時代に突入する。これら時代を真正面に受けたら、ちょっと Read more »
富裕層(億以上の資産)になってかつ意識系を低くできればこの世界は桃源郷に代わる。 - 12月 23, 2023 〇生活水準とストレスの逆相関 私たちの生活は年を追うごとに便利になって、結果として10年前、20年前より生活の水準が上昇している。しかし、その一方で日常生活の満足度は年を追って低下する逆比例を起こしている。この原因はビジネス競争の激化で自分たちの生活への不安感が増大しているとも言われるがそれは現代に限ったことではない。それより私たちは戦後の高度成長期から社会から提供される情報量が膨大になり、国民全体で社会的な相対的な地位や他人との優劣を強いられる競争社会という強迫観念にかられている。だから、結婚でさえ、他人から少しでも羨ましがられるような伴侶を見つけることに血眼になり、結果として自分自身を追い込んでしまっている。 〇現代社会が結婚や子育てを阻害している ついこの前までは、自分がどんな境遇であろうが多くの人は結婚し子供を育てていた。昭和初期の大恐慌では自分の娘でさえ身売りに出す家庭が少なくなかったが若者が結婚をためらったり少子化になったりということはなかった。一昔前までは、よほどの階級でなければ子供は産んでもその後の人生は子ども任せだったし、身売りされたとしても、今のように親を怨む子供はほとんどいなかった。というより、社会的な階級が強固で自分自身の人生に疑問を抱く事すら出来なかった。 ところが、行動成長期を通して、日本国民全体に平等感が得られるようになり。すべては自分自身の努力次第で社会的地位と金銭を獲得できるようになり、ほとんどの国民が結婚は仕事を通して安定的な中流生活を送れるようになってからするものだという高尚な価値観を共有するようになってしまった。いったん産んだら、子供に適切な教育や家庭環境を与え、大学までの学費を面倒見なくてはいけない。それが出来なければ親ガチャ。毒親。というように子供も親に対する要求が限りなく高くなってしまった。 〇理想的な社会の実現 もっとも理想的なのは、ガソリンスタンドやコンビニのアルバイト程度でもしっかりと子育てが出来るなどローワーな中流が実現できる社会だ。それは米国の50年代グラフティの情景に通じるものがある。そういった社会なら、人々は安心して暮らせるだけでなく、子供への過剰な教育も必要なくなる。意識系の高さへの傾斜も一部の人たちに限られる。これを実現するのは難しいが、こういった生活の根底にある生きる事への意識を低さ、気楽に生き Read more »
サイレント富裕層の台頭 - 8月 17, 2024 1.資産格差の度合 日本は格差社会に入って久しいと言われるが。現実はそういう単純なものではない。今世界では、上位1%の資産総額が全体の4割弱を占めている。逆に下位50%の資産は全体の2%と言われている。これは貧富の差が激しい発展途上国を含めての数値だが、先進国だけに絞ったOECD資料では、上位1%の国内の富に占める比率は、 米国42%、ドイツ24%、英国20%、フランス19%、日本11% 上位10%の比率は、 米国79%、ドイツ52%、英国52%、フランス51%、日本41% となる。 この数字を見る限り、米国の資産格差は臨界点に近づいており、国が分断化されているという議論についてあながち誇張したものではなさそうだ。一方、日本の格差は想定より大きくはない。さらに、これら数値は野村総研が毎年発表する資産ピラミッドとほぼ近い値なので信頼性もあるだろう。 2.富裕層の実態 ステレオタイプの金持ち像は立派な家に住み、生活も派手で豪遊しているイメージである。それは芸能人や成金に代表されるような高所得者像を描写しているに過ぎない。しかし、こういった人たちは総じて貯蓄が多くない。 逆に、質素でつつましく生活している人が裏では1億以上の資産を保有していることが少なくない。日本では、所得格差はあっても、手取りベースでの格差は圧縮されているため、このような逆転現象が起こる。ネットでも、株式等などで1億円以上を保有している人のブログが結構数あるが、そのほとんどは一般人以上の慎ましい生活をしている。このように、世間的な富裕層像と実態に何らかの乖離が横たわっているようだ。 3.社会的勝組=富裕層という誤解 統計値から見ても、近年格差が拡大しつつあるのは事実である。しかし、マスコミはそのターゲットをビジネスエリートに焦点を当てている。挙句には大企業社員や公務員を上級国民としてこき下ろしている記事もある。この構図の原型は、受験戦争の勝者→一流大学⇒一流企業→幹部社員→上級国民であり、そこには、庶民を犠牲にわが世の春を謳歌している姿を面白おかしく描いている。日本社会は、大学受験時に擦り込まれた洗脳が、一生にわたってコンプレックスとして尾を引いているようだ。 4 富裕層はどこにいるのか これを具体的に暗示するのがドラマの変遷である。昭和初期までの富裕層像は華族等の有閑階級を題材にした Read more »
(マグニセントセブン研究)GAFAMが辿るであろう終着点 - 8月 03, 2024 初版 22.02.13 加筆 22.12.29 旧名 GAFAMの株価上昇終焉の兆し GAFAMは、売上規模、そして株式時価総額において世界有数のスーパーメジャー企業である。かつ、インターネット環境における独占的な地位を乱用することで他社が太刀打ちできない強力なビジネスモデルを強固なものにするだけでなく、周辺企業の利益を貪欲に吸い上げながら企業規模を恐竜化させている。その手法はかつての盟主IBMの強固なる独占状態を彷彿させるに留まらず、S&P500やNASDAQ指数などの米国主要指標ですらGAFAMの経営状況に依存するようになってしまった。 〇株式市場におけるGAFAMの巨大なる存在感 資料は古いが21年度末のGAFAMの株式時価総額は、Apple 2.9兆ドル Microsoft 2.5兆ドル Alphabet1.9兆ドル Amazon 1.7兆ドル Facebook 0.9兆ドル であるのに対し、20年度の世界GDPランキングは 米国 20.8兆ドル 中国 14.9兆ドル 日本 5.05兆ドル ドイツ 3.84兆ドル イギリス 2.71兆ドル インド 2.66兆ドル フランス 2.62兆ドル イタリア1.88兆ドル カナダ1.64兆ドルである。両者を比較するとAppleは世界第5位、MicrosoftとAlphabetは世界第8位、Amazonは世界第9位と超巨大な存在であることが判る。 さらに、GAFAMのPERを検証してみると、 Apple 28倍 Microsoft 31倍 Alphabet 24倍 Amazon 31倍 47倍 Facebook 16倍 であり、これだけ巨大な時価総額であるにも関わらずPERが調整されていない。通常、時価総額が1兆ドルを超えた辺りから市場シェアが上限に達することで成長余力が枯渇してくる。それに併せてPERも次第に低下して株価上昇を抑制していくものだが、GAFAMはいとも簡単に2兆ドル、Appleに至っては3兆ドルにまで上昇した。これだけのガリバーであるにも関わらず市場はいまだに成長性を織り込んでいる。これは、彼らが如何にビジネス上の既得権を独占して、世界中からどん欲に利益を貪りつくした事を物語っている。とはいえ、彼らが投資家の期待に沿った決算を長年に渡って出し続けていたこと、アナリストが危惧する成長の壁を何度 Read more »
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